フィリピンワーク
2010年より始まったSalamatの最前線とも言えるフィリピンワーク。私たちは長期休みを利用して年に二回フィリピンのセブ島を訪れ、教育支援を目的とした様々な活動を行っています。
2010年より始まったSalamatの最前線とも言えるフィリピンワーク。私たちは長期休みを利用して年に二回フィリピンのセブ島を訪れ、教育支援を目的とした様々な活動を行っています。
格差の広がるフィリピンでは、未だ十分な環境で教育を受けられない子どもたちがいます。そんな子どもたちへの教育機会とより良い教育環境を提供すべく、Salamatではデイケアセンター(日本でいう幼稚園)の建設を行っています。
2011年より始まったこの建設作業は、現地のNGOである"pagtambayayong"と協力しながら行われ、現在セブ市内に2か所のデイケアセンターを完成させています。また、この建設作業は地域調査からセメントづくり、ペイント、地域との交渉なども全て学生たちの手で行われ、完成後も教材の支援やイベント開催、子どもたちや地域の方との交流などの継続的支援を続けています。
セブ島セブ市グアダルーペのルンバニコミュニティに位置するデイケアセンター。2011年から現地の建設系NGO団体と協力し、建設が始まりました。2012年に完成し、運営開始。その後先生の関係やコロナの影響などで運営が一時停止されるも、2024年7月に運営再開が決定しました
このデイケアセンターが位置するのは、セブ島タリサイ市にある33世帯ほどの小さいコミュニティ、セルマクラッシャー。2018 年からセルマクラッシャーでデイケアセンター建設の支援を行うことが決定し、作業が開始されました。その後2020年から現在まで運営が続いており、現在約40名の生徒が通っています。
2−5歳の子どもたちが通っています。
カリキュラムの内容は、就学前教育ということもあり明確なものではなく、英語の歌やアニメーションの鑑賞など、毎日違ったいろんなアクティビティが展開されます。
フィリピンの義務教育システムでは、幼稚園1年、小学校6年、高校6年の計13年間になっていますが、そのシステム普及は完全なものとは言えず幼稚園に通えない子どもたちがたくさんいます。
そこでフィリピン政府はその格差を少しでも補うために、セブ島ではコミュニティ(最小行政単位)ごとに1つの、幼稚園入学前の子どもたちを対象にしたデイケアセンターの設置が民間団体にも推奨されています。ここでは1年間の教育が提供されます。
現地のNGO ”Christ For Asia”(略してCFA)が行う子ども支援プログラム。CFAでは、経済的、家庭的な理由など様々なバッググラウンドを持つ子どもたちが安全に暮らせる居場所を提供する様々な活動を行っています。主に、 孤児院や学校の運営、フィーディングプログラム等を行っており、Salamat も創立当初から様々な活動に参加、支援を行っています。
その中でもチャイルドスポンサーシップでは、CFA の孤児院で生活している子どもたちの中から一人の子どものスポンサーとなり、 その子が18歳になるまで毎年$1000(約11万円)を寄付するプログラムです。また金銭的支援だけではなく、誕生日やクリスマスに手紙やプレゼントを送ったり、孤児院を訪問した際に交流したり、salamatがその子どもにとって家族のような存在になることを目標に活動を行っています。Salamat では2009年にマリエルちゃんへの支援 を開始し2017年に支援を終え2018年からネルソンくんへの支援を開始し、現在まで継続しております。
CFAの行うスラム街での配給活動に参加するプログラムです。そこではただ配給を行うのではなく、ダンスや歌、遊びを通してマナーやルールを身につけさせるなど、小さな教育を行っています。スラムの現状を直で感じ、理解することで、メンバーの貧困や国際協力に対するさらなる理解を深めるとともに、目の前の子どもたちを全力で楽しませ、笑顔を一つでも増やすことを大切にしています。